定時通信 #6|2026年9月5日(土)

ゾンビ映画と村上春樹、そして自動散水器の運命について。
伊藤弘了 2026.09.05
読者限定

今週の定時通信をお届けする。

「金曜20時」という枠を自分で設定しておきながら3週続けて土曜夜の配信となってしまったことをまずはお詫びしたい。特に気に留めていないという鷹揚な方もおられるだろうが、読者との約束を違える行為であり、僕自身も忸怩たる思いを抱えている。

今週はX(旧twitter)アカウントの乗っ取り騒動に始まり(セキュリティ設定がガバガバでパスワードさえわかればほぼ乗っ取れる状態になっていた)、大学の業務との兼ね合い(成績登録の時期である)、家庭のちょっとした事情が重なって金曜に間に合わせることができなかった。

運用を続けてみて改めて痛感しているが、そもそも僕は決められた締切を守ることがきわめて不得手な人間である。今後は金曜または土曜の夜というくらいの幅を持たせてお届けするようにしたいと思う。

また、記事の配信日ができるだけ連続しないように、木曜に記事を出したときは定時配信を土曜に後ろ倒しにするなど、(よく言えば)弾力的に運用していきたい。

■ 観測振り返り

2026年8月31日配信

月額サポートで購入したものを報告する月末恒例のサポートメンバー向けの記事。

今回購入した書籍は、実はすでに第3回の定時通信でさりげなく引用している。

■ 観測予定

  • 黒澤明『椿三十郎』再見|観測再録 #3

黒澤明の命日である9月6日に合わせて、代表作のひとつである『椿三十郎』を論じた批評文を送り返す。ただ、今日明日と長文記事の配信が続くのは好ましくないと考えている。読者にとっても負担感が強いだろうし、何より僕自身がこのニュースレターのあり方として美しくないと感じている。日付が重要な意味を持つ場合はそちらを優先することもあるが、今回に関しては数日後ろ倒しにして、週の中ほどに配信するつもりである。

  • 定時通信 #7|9月11日(金)or 12日(土)

実は9月13日にも記事を出す予定がある。とある大物監督の命日に当たっているからだ。だからここでも2日連続の配信とならないよう、次回の定時通信は可能な限り金曜にお届けする方針でいる。

  • 【未配信】なぜ国立映画アーカイブを守らなければならないのか?

本来はすでに配信しているはずの記事だが、先述したような事情もあってまとまった論考を書く余裕を持つことができなかった。国立映画アーカイブのクラウドファンディングは9月23日(水)23:00までとなっているので、遅くともそれまでには出せるように努力する。

■ 観測対象

映画人命日

  • 黒澤明(1910年3月23日 - 1998年9月6日)

観測予定のコーナーで述べたように、明日9月6日は黒澤明の命日である。詳細は配信予定の次回記事に譲る。

■ 映画寸評

最近、ゾンビ映画をまとめて見ている。

4歳の娘がマイケル・ジャクソンの「スリラー」のMVにハマっており(「ゾンビのやつ見たい!」)、それに僕も「感染」してしまったのかもしれない。

久しぶりに“ゾンビ映画の父”ことジョージ・A・ロメロの「ゾンビ三部作」も見直した。

※ロメロの「ゾンビ三部作」
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968年)
『ゾンビ』(1978年)
『死霊のえじき』(1985年))

個人的にはショッピングセンターが主要な舞台となる二作目の『ゾンビ』(Dawn of the Dead)がやはり一番好きである。主要登場人物の一人が「妊婦」に設定されているのは、その後の同ジャンルの展開に大きな影響を与えている(たとえば韓国発の傑作ゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』[ヨン・サンホ監督、2016年]を見よ)。文明が崩壊した世界にあって、新たな命はまさに希望の象徴となる。

最近見たゾンビ映画のなかで、ほかにぶっちぎりでよかったものがある。

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